救急病院に駆け込む@イタリアの医療

イタリア暮らし

昨年の6月、救急病院に駆け込むという経験をしました。

あと2ヶ月で6歳になるという息子が、自宅の庭でスケートボードから転んで右腕(前腕)を骨折したのです。

もう二度とこんな思いはしたくないけれども、これも経験。。。

私が見たイタリアの救急病院の様子をお伝えします。

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小児専門病院の救急受付に駆け込む

息子が骨折した際、不幸中の幸いで夫も自宅にいました。

救急車を呼ぶよりも自家用車で行った方が早いと判断。

息子の腕を氷で冷やし、すぐに小児専門病院の救急受付(Pronto Soccorso、プロント・ソッコルソ)に直接駆け込みました。

待合室には10家族ぐらいが待っていたでしょうか。

見た目だけだとすごく元気そうな子から、顔から手から足から体中傷だらけの子まで。。。

まずは窓口で保険証(Tessera Sanitaria、テッセラ・サニターリア)を提示して状況を説明します。

これがイタリアの保険証

緊急度に応じて優先順位を決める

病院には、トリアージ(緊急度の高い患者さんを優先するシステム)が導入されており、

最優先は重症の「赤」。

それに続いて「黄色」「緑」「白」と分類されます。

※救急車を呼んだ場合は、救急車内でトリアージを行うようです。

※この分類で軽症と判断された場合は、かなり待たされる覚悟をしてくださいませ。。。

息子の受付用紙には黄色に〇がつけられ、受付番号が手書きされていました。

電光掲示板に自分の番号が表示されるのを待つこと10分ほど。

息子が呼ばれました。

子ども一人につき付き添いは一人

電子ロックのかかる鉄の扉を開けてもらい、夫と一緒に中に入ろうとすると...

なんと「子ども一人につき親は一人だけ」しか入れない決まりだと止められました。

確かに、ドアには「保護者は一人のみ付き添い可」と書かれてあります。

今回は骨折で命に別状ないだろうと判断できる状況でしたが、これが一刻を争う状態でも同じ対応なのか...気になります。

ここは、イタリア人の夫が息子に付き添い、私が待合室に残りました。

診察~レントゲン撮影~治療

まずは診察室でお医者様に見てもらい、レントゲン室へと移動。

腕を極力動かさないよう車いすに乗せられた息子が、いたって落ち着いていたのが救いでした。

さて治療は、ずれている骨を引っ張って元に戻す整復。

お医者様に「ちょっと咳してみて」と言われた息子が咳をした瞬間に、お医者様が鮮やかな手腕で(?)骨を元に戻したそう。

息子は一瞬涙ぐんだそうです。よく頑張りました。

再度レントゲンで骨の状態を確認し、ギブスをつけて2週間後に再診となりました。

ここまで時間にして2時間ほどだったでしょうか。

待合室で待っていた私には長い長い2時間でした。

※あまり知られていませんが、イタリアのお医者さんのレベルはかなり高いとのことです。

余談1:ひたすら褒める

これは病院に限らずですが、

イタリアではとにかく子どもをよく褒める。

日本の病院でもそうだよ、

と思われるかもしれませんが

イタリア人の褒め方は遠慮がないんですよねぇ。

文化の違いではあるのだけれども、

これはイタリアに暮らして実感したこと。

看護師さんも技師の方もお医者さんも

とことん子どもを褒めます。

余談2:救急車を呼ぶには

我が家は自家用車で移動しましたが、救急車を呼ぶときは118番

会話は英語の分かる人がいればラッキーですが、ほぼイタリア語での会話だと思って間違いないでしょう。

症状や住所など日本で聞かれることとほぼ同じ(はず...日本で救急車を呼んだことがないので)。

交通事情にもよりますが(特に雨の日の都会は渋滞がひどい)、だいたい10分ほどでやってきます。

数年前に義祖母が脳梗塞のような症状になった際に救急車を呼びましたが、その際もやはり10分ほどでやってきました。

余談3:イタリアらしい光景

受付番号が表示される待合室の電光掲示板ですが、時折調子が悪くなり、画面が真っ暗に。

そんな時は受付をしている看護師さんが

「35ばーーーん!!さんじゅーごばーーーーーん!!」

と叫びます。

せっかく効率化のためのシステムを入れても、うまく動かない。

そんなイタリア中部に住んでおります。

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