十数年日本に住み、日本で学び働いた経験のある我が家のイタリア人夫。
その夫が嫌いな日本語についてとそのイタリア語。
イタリア人夫が嫌いな日本語「頑張って」
我が家のイタリア人夫は、日本語が流ちょう。
十数年日本に住み、日本で学び働いた経験があります。
その夫が嫌いな日本語が
「頑張って」
という言葉。
夫曰く
「頑張れない時もあるし、
頑張りたくない時もある。
気軽に頑張ってと言われたくないし、
使ってほしくない」
とのこと。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」の誤解
なぜこの話になったかというと、
日本で誤解されて受け止められたりするこの表現についての話から。
「神は乗り越えられる試練しか与えない」
これ、
「だから頑張らなくてもいい」
という意味なんですよね。
実は私、この解釈を間違えて不快に思っていました。
乗り越えられる試練しか与えない→だからあなたは乗り越えられる
だと思い、苦しんでいる人にプレッシャーをかけ、立ち直りを催促するような言葉に聞こえてなりませんでした。
この話を夫にすると、
いやいや逆だよ。そうじゃないと。
—–
苦しい状況の中にあって
頑張る必要はない。
あなたには神様がついている。
いまは身を切られるように辛くとも、
いつか乗り越えられるのだから安心していなさい。
無理をせずに、
ただ神に全てをゆだねなさい。
—-
だと。
もうちょっとうまい表現で説明できればいいのですが。。。
ともかく、頑張ってとは正反対の意味。
文化の違う日本で、この言葉を使うのは難しいところかもしれませんね。
イタリア語で「頑張って」は何という?
頑張っては色々なバリエーションがありますが、
お馴染みの一言は
Forza!
スポーツ観戦で「Forza Italia!!!」という叫びを聞いたこともあるのでは?
Dai!
英語にするとCome on!といった感じ。
—–
「神は乗り越えられる試練しか与えない」は
Dio ci presenta solamente prove che possiamo sostenere.
だそうです…この訳は夫に聞きました (´∀`;)
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