求職広告でマフィアとご縁?@イタリアで働く

イタリア暮らし

イタリア人の夫と私は、日本で出会い、日本で結婚し、その後も日本で働き生活していました。

しかし、寝たきりに近い生活をしていた義母が健康面で難しい状況になったため、イタリアに移住してきました。

色々と思うように物事が進まないイタリアで、一番困ったのは仕事。

仕事が全くなかったのです。

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失業率が10%を超えるイタリア

イタリアは日本と比べて仕事が全くありません。

日本の失業率は2%台と低く抑えられていますが、

イタリアは私たちが移住した年には11%を超え、軽減した昨年でも10%をほんの少し切った程度。

ようやく仕事が見つかっても、契約とは異なるかなり厳しい条件下で働かせるブラック企業もあります。

新型コロナウィルスの影響を受けた今現在の失業率は、どれほどになっているのか...知るのが恐ろしいほどです。

—–

我が家の経験で言うと、イタリアでは履歴書を送付しても返事すらしない会社が9割。

何かしらの返事をくれるのは、ほぼ外資系企業でした。

もちろん全てがそうとは言えませんが、とにかくコネが必要な社会です。

新聞に求職広告を出す

私たち家族はというと、フリーランスだった私が日本でしていた仕事を一部イタリアでも継続。

しかし、日本時間に合わせてイタリアの真夜中に働く生活は、体力的にかなり厳しい日々でした。

夫婦二人ならどうにかなるものの、小さな子どもを連れて、さすがに私たちも焦りました。

そんな時、義父が提案をしてきました。

「新聞に『仕事を探しています』という求職の公告を出そう!」

と。

(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

いまどき新聞使う??!!

3週間にわたって公告を出す費用は義父が払うと言います。

それより、そのお金を直接いただけたら、

と、口からでかかりました(苦笑)。

反響があるとも思えなかったものの、何度も断って気分を害するのも避けたく、最終的に好意を受けることにしました。

その結果、広告を見たと3件の問い合わせがありました。

どんな仕事の依頼が来たかと言うと...

ある意味とってもイタリアらしいもの。

荷物を運んでほしい

義父の強い主張により、毎週火曜日、3週間にわたって夫の求職広告が出されました。

最初の広告が載った日の19時過ぎ、夫のスマホにショートメッセージが届きました。

「仕事を探しているという広告を見た。いま話せるか」

というもの。

OKと返信をすると、男性から電話がかかってきました。

翌朝ミラノ中央駅で

明日の朝8時にミラノ中央駅に行ってカバンを受け取ってほしい。

カバンを受け取ったら●時出発の電車でボローニャに行く。

そこで人が待っているから、その人に渡してくれればいい。

それで終わりだ。

どこに住んでいる?8時にミラノは無理か?

何時ならミラノに行ける?

鞄の中身は???

当然ながら、

「カバンの中身はなに!!!」

と思う訳ですが、聞けませんでした。

だって明らかにその筋からのやばいお仕事だから。

夫は即座にお断りしたので、報酬がいくらかは聞きそびれましたが...

一般常識を知る上で(?)聞いてみればよかったかな?

それでも「明日また連絡するかもしれない」という言葉を残して男性は電話を切りました。

通話履歴に残る電話番号

翌日電話が来ることはなかったのですが、

もしカバンの中身が大変ヤバいもので、

(十中八九ヤバいやつでしょう!)

この電話してきた人が逮捕されたとしたら、

通話履歴に夫の電話番号が残る訳です。

警察が話を聞きに来るかもしれない。。。

(新聞広告も何か隠されたメッセージだと深読みされるかも!)

だから気が進まないと言ったのに。

身近にあったマフィアがらみの就職話

そういえば、今から20年ほど前の話ではありますが、南イタリアに住む親戚男性が勤めていた会社でこんなこともありました。

その会社は不当なことをしていたため、社員に告訴されたんですね。

親戚男性も含め、その会社で働いていた多くの社員が会社の悪事を公にしようと動いていたのですが...

ある日、彼のご両親宛てに見知らぬ人から電話が来ました。

「息子がいますぐ反対運動をやめたら明日から別の会社で働けるようにしてやる。運動を続けるなら好きにすればいい」

というような内容。

ご両親はすぐさま息子を説得し、彼は新しい職(正社員)につきました。

でも誰がこの親戚男性を責めることができるでしょう。

その他2件の問い合わせはというと

さてさて、3週間にわたって載せられた求職広告ですが、その後も毎週1件の問い合わせがありました。

◆2週目:

マルチ商法で有名な某企業からの連絡。

◆3週目:

以下のショートメッセージあり。

「私はフランチェスカ。もしよかったら電話くれない?待ってるわ(キスマーク)」

あぁ、イタリア...!!

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